伊那市の飲食店市場規模
今回は飲食店経営者の皆さんにとってはとても重要な記事です。伊那市内の飲食店の市場規模に関する話をさせていただきます。
例えば、飲食店経営者の皆さんは“いくらまで売上があげられる”と考えていますか?
そして“その根拠”はどこから来ていますか?
世の中、無借金経営の会社などほとんどありませんから、多少なりとも金融機関から借り入れていることでしょう。そうした場合、金融機関に対して経営計画等を出す機会があるかもしれません。その他にも、新規出店のための出店計画だとか、第2創業に伴う新装開店のための経営革新計画書を作ることがあるかもしれません。
そういった際に、売上の根拠ってどうしていますか?厳密に言うと……
「最大客席数」×「最小食事時間(高回転数)」×「最大単価」=限界売上高
↑が一般的な飲食店の売上高の限界値を求める計算式です。
限界値ではなく手堅い(現実的)数字を出す場合は、過去の実績数値や競合データから数字を借りてきたりしながら数字を作っていませんか?
確かに飲食店では、座席数と食事時間によってある程度集客力上の制限/限界を受けてしまうことは確かです。現実問題としてその通りでしょう。
しかし、皆さんには心理的ブレークスルー(心理面の現状打破)を果たしていただきたいのです。もう一度本当に“その売上高で満足なのか?”と自分に問いていただきたいのです。
ざっくりとした計算ではありますが、当方の試算によると…
理論値では「約80億円」が、伊那市の外食産業の市場規模となっています。
凡そ80億円ほどのお金が伊那市で外食産業に動いている中で、あなたの会社の売上高って……本当に適切で満足が行く数字なのですか?
↑ここが私が言いたいところなのです。
伊那市の外食市場規模から考えて、
個人でやっている極々小さなお店の場合は市場シェア0.5~0.8%の4,000万~6,400万。
広告費等をかけて、規模も大きいお店は、市場シェアの3~7%の2億4,000万~5億6,000万。
地域No'1店としてシェア1番を狙うなら、市場シェア10%~25%の8億~20億。
くらいを目安として、売上高(市場シェア)を取っていただきたいと思っています。
以下に、「伊那市の飲食店向け/伊那市外食市場規模テンプレート」をプレゼントさせていただきますので、自社の市場シェア算出にお役立てください。金融機関等に出す経営計画書などに小・零細規模の会社が目標市場シェアまで書いてきたら、きっと驚き・感心してくれますよ。
上記テンプレートの公式に従い、自社の市場シェア算出した結果…どのような区分に位置したでしょうか?もうワンランク少しでも市場の中で強力な地位につけ、繁盛店となり伊那市民の皆様に素敵なお料理を届け続けていただけることを期待しております。
ちなみに現在伊那市にある飲食店の数は約400店舗となっています。「市場規模(80億)÷店舗数(400店)」で考えた場合、1店舗当たりの平均売上高は2,000万となります。しかし、現実問題を考えると、3,000万~4,000万程度を最低限の目標にして頂きたいと思います。その3,000万クラスを超えたら、市場シェア理論に基づき、0.5~1%クラスの市場シェアを次の目標ラインにして頂けると良いと思います。
今回の記事いかがだったでしょうか?いつものようにデータを載せて分析をする記事とは違い、飲食店経営者の皆さんに、すぐにでもご活用いただけるツールのご提供をさせていただきました。今回の記事・ツールが飲食店経営者様の売上高に対する思考のブレークスルーとなりましたら幸いです。この度もお読みいただきありがとうございました。
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