伊那市の各種分析について(②規模・得意・不得意な産業は何?)

この記事からは、ビッグデータ等を公開しながら、

伊那市の地域経済を見てみたいと思います。


まずは伊那市の産業別規模(生産額)から。

分析の視点や、コメント欄にも書いてありますが、

公共サービス(医療・保健衛生・教育・研究・その他公共サービス)が最も生産額が多く、

次いで、食料品、輸送用機械、対個人サービスの生産額が大きくなっています。

逆に、繊維・皮革製品・ゴム製品等は非常に生産額が低くなっています。



続いて、生産額の構成比を、全国平均と比べた場合のデータです。

この図の見方は、伊那市と全国平均の差(ギャップ)が大きければ大きいほど、

その地域にとっての“強み”の産業になっていることが読み取れます。

つまり上図からは、伊那市においては公共サービス、食料品、一般機械の3業種が特に強みになっている産業だとわかります。


続いては、伊那市の得意産業・不得意産業についてです。

生産額の割合を全国平均と比較し、優位性を表した図になります。

これによると、家具・林業・一般機械は特に得意な産業だと言え、

全体的に機械系の業種が、伊那市は強いことがわかります。

一方、不得意な産業については、

金属製品・化学などは、ボーダーに限りなく近い不得意なので、

大きな問題はないと思いますが、係数の0.8以下(運輸業から右)の所に関しては、

よく言えば成長の余地がありますし、

悪く言えば域外の競合が強く頭打ちしている可能性があるため、

パラダイムシフトを念頭に置いた上で、長期計画を作り、

場合によっては第2創業に踏み出すことも必要かもしれません。



今回もお読みいただきありがとうございました。

次回へ続きます。

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