伊那市内で一番人口増加率が高い地域はどこか?(B to C 向け)
前回に引き続き人口系の情報になります。
さて、いきなりですが質問です。
Q:伊那市内で一番人口増加率が高い(勢いがある)地域はどこでしょうか?
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それでは、これからそれを解説しましょう。
まず以下の図をご覧ください。
ちょっと見難いかもしれませんが、図の中心に青い「+」印が見えると思います。
その「+」は“伊那市駅”の位置です。そこから同心円(赤い丸)を、
・半径500m
・半径2km
・半径5km
の間隔で配置をしています。
伊那市駅から5kmと言うと、北は箕輪の綿半にちょっと届かない位。南だと沢渡の信号機を少し過ぎたあたりです。その位の大きさの円が東西南北に広がっているとイメージしてください。
では、その範囲内にある色付きの四角いブロックは何を表しているのでしょうか?
それはズバリ「人口の増減」です。
・紫は大幅な人口減少があるエリア
・青は人口減少があるエリア
・緑は軽微な増減(マイナスの場合もプラスの場合もある)があるエリア
・黄色は人口増加があるエリア
・赤は大幅な人口増加があるエリア
となっています。
一部に赤いエリアがありましたね。
もうちょっとアップした画像を見てみましょう。
今度の「+」印はナイスロードの“上新田の信号機”で、半径は1kmです。
西は市役所前から東はバロー。北はA・コープ。南は大石商店。こういった範囲になります。
拡大版ではご理解いただけると思うのですが、赤く大幅な人口増になっている場所は
「ナイスロード北側の上新田~境にかけての範囲」です。
逆に北側の「狐島~伊那市駅周辺」にかけては紫色と大幅な人口減が見られます。
駅前というのはある種「街の顔」でもあるのですが、そういった場所でも大幅な人口減少があるという事実は、伊那市内でビジネスを行うのであれば理解しておかなければいけないところです。
ただ1点注意をしておきたい部分があります。それはこの情報が「人口の移り変わり(勢い/増加数)」を表したものであり、「人口数」ではないということです。
上記画像は“現在の人口”のヒートマップです。
先ほどの画像だと、伊那市駅周辺エリアは大幅な人口減があったはずですが、人口数では未だに多くの人が伊那市駅周辺に住んでいることがわかります。
ですから、勢いが落ちている=「駅前に市場性が無い」訳ではありません。
ただ、現在伊那市のメイン市場/商圏は明らかに駅前から「ナイスロード沿い」に移り変わっています。その傾向はますます顕著になっていくことでしょう。
伊那市内でB to C ビジネス……特に店舗ビジネスを行おうと考えている方は、今後どこに出店をするか?という課題(マーケティングの4PのPlace)に“将来性”や“購買&交通動線(人がどこに集まりやすいか?という意味)”という視点を加えた上で出店戦略を考えてみてください。
今回は伊那市内の人口増加率が高い場所についてでした。
次回は今回の流れを引き継いで、「ナイスロード沿い」の人口構造について考えてみたいと思います。
また見に来ていただけましたら幸いです。ご精読ありがとうございました。
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