長野県内の外出自粛状況について(3/23~4/5集計分)

最近更新が止まっており申し訳ありません。

今回はコロナの影響による自粛状況に関するデータを公開いたします。


データ基はgoogleの「COVID-19コミュニティモビリティレポート」となっています。

まずは以下の図をご覧ください。


当該図は、「3月23日から4月5日までの間」に、

各施設ジャンル別に人の動きがどう変わったか?を示しています。

各ジャンルの区分は、


[Retail & recreation]は、レストラン、カフェ、ショッピングセンター、テーマパーク、美術館、図書館、映画館などの「非生活必需品店」

[Grocery & pharmacy]は、スーパー、食品市場、ファーマーズマーケット、専門食料品店、ドラッグストア、薬局などの「生活必需品店」

[Parks]国立公園、公共ビーチ、マリーナ、ドッグパーク、プラザ、公共庭園などの「屋外施設」

[Transit stations]地下鉄、バス、駅などの公共交通機関のハブなどの「駅施設や乗り場」

[Workplaces]職場・オフィスなどの「仕事場」

[Residential]居住地などの「自宅スペース」


となっています。


経済への影響。つまりビジネス面をみると、

「非生活必需品店」への客足状況に注視をしたいところです。

長野県においては4/5時点で、

「非生活必需品店(Retail & recreation)」への客足は「-18%」となっています。

これからすると、最低でも各店舗2割程度は売上が減っているでしょう(3密に該当する職種はもっと売上が下がっているはずです)。


では、この「-18%」と言う数字は、全国的に見てどうなのでしょうか?

以下の図をご覧ください。


「非生活必需品店(Retail & recreation)」への

全国平均の自粛率は「-25%」となっています。

この「-25%」という数字を見れば、長野県の「-18%」は大したことがないな?

と思われる方もいるかもしれませんが、

外出自粛要請があった東京都や、その他感染者数が多数出ている都道府県など、自粛度が突出した地域が平均を押し上げているので、実際には感染拡大地域を除外して平均を出すか、もしくは平均ではなく中央値で見てみる必要があります。


そうして実態で見た場合、この長野県の「-18%」はどう評価すればいいのでしょうか?

結論を言うと、「全国的に見ると長野県は自粛度が高い」となります。


この自粛度が高いというのは、二つの側面があります。

ひとつは、みなさん自粛して素晴らしいです。という感染拡大防止面での評価。

ふたつは、自粛度が高い=非生活必需品系の店舗ビジネスは大変。という経済面の評価。


です。

今回のコロナの問題は、いつまで人々の生活そして経済に影響を及ぼすのかわかりません。

今後何が起きてもいいようにリスクを管理し、コロナに負けないように頑張りましょう!


著しい自粛度の変化などがあった場合や、

滞在時間増加した分野・場所にビジネスチャンスはないか?

などに関連した新記事を投稿する予定ですので、見に来ていただけましたら幸いです。



※:今回の長野県内における外出自粛データの画像は、

ご自由に転載していただいて構いません。

ご自分のサイトでも掲載したい方がいらっしゃいましたら、ご自由にお使いください。

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