伊那市の人口と世帯(B to C 向け)
長野県伊那市には現在約68,000人の人々が住んでいます。
また世帯数は約27,600世帯となっています。
このことから何が言えるのかと言うと……実はあまり言えることがありません。
あえて言うならば、伊那市内におけるBtoC市場のマーケットサイズ・ボリューム位です。
しかし、以下のようなデータを追加した場合、何が見えてくるでしょうか?
伊那市の人口推移は、11年連続で減少しており、10年前と比べると約4,000人もの人口が減っています。
一方で世帯数は、5年連続で増加しており、10年前と比べると約540世帯が増加しています。
人口が減っているのに、世帯は増えている…?あなたはこのことから何を読み取りますか?
簡単に言えば伊那市内では「単身世帯が増加傾向」にあるということです。
本サイトは「inabiz情報局」の名の通り、伊那におけるビジネス情報をご提供するのが本旨ですから、人口数減少の一方で単身世帯が増加している現状をどのようにビジネスに応用するかを考えてみましょう。
今回は範囲が広がりすぎてしまうので、詳しい記述は割愛しますが……伊那市内における年齢構成では、老年人口および後期老年人口(簡単に言えば65歳以上の方々)は、全体の50%弱もいるのです。伊那市に住んでいる住民の50%近くが65歳以上であり、かつ単身世帯が増加傾向。となれば、
・老人世帯への見守りサービス
・家事代行サービス
・買い物難民支援に向けた小売通販事業
・御用聞き制度を利用した生活サービスの一括受注システム
・ドローンなど最新技術を活用した新サービス
・セグメント化した地域へのコミュニティサービス
・特養/有老や出張介護サービス(外国人財の登用も含め)
極々一部ですが、上記などが今後伸びてくるでしょうし、社会的にも必要性・重要性が増してくるでしょう。
一方で、若年層向けや大家族世帯向けの商品・サービスは伊那ではビジネスチャンスがないのか?と言ったら決してそんなことはありません。
そこはやり方次第ですし、今回は掲載が出来なかった年齢構成や出生率、商圏内における事業構成に地元滞留率、吸引度指数なども関係してきますので、また別の機会にお書きしたいと思います。
今回は伊那市の人口と世帯の変容をビジネスの視点でどう読むか?でした。
ご覧いただきありがとうございました。
0コメント